アラサー男子の介護奮闘日記

介護施設の日記、介護情報などを配信しています!野球とゴルフとラーメンが好きです(^o^)/

Iさん

こんばんは。先日、長年の付き合いになる利用者さん(以下Iさん)が、諸事情により他事業所に変わることになりました。

 

僕が入社した13年前からIさんはデイサービスに利用しており、脳梗塞による後遺症で片麻痺ですが、リハビリにとても意欲的に取り組まれ、余暇時間も、麻雀に雑談、時には花札などなど、とても活発な行動力の持ち主です。

 

ここ数年で、筋力も維持することが難しくなり、装具をつけての歩行訓練も、徐々に距離が短くなりました。

そして、コロナが流行りだすと、ホール内のみの生活空間となり、それによりついには歩行訓練もできなくなってしまいました。

 

麻雀が好きなIさんですが、年数とともに一緒にしていた利用者さんも歳を重ねることでだんだんと難しくなったり、利用が無くなったりで、Iさん自身手持ち無沙汰になる日も少なくありませんでした。話が好きなので、僕が手が空いた時には、いつもIさんの所に行き、お話をしにいってたくさん笑いました。Iさんはとても多趣味な方で、ゴルフに野球にボウリング、もちろん麻雀、あと競馬や競艇なんかも経験があり、遊びという遊びは一通りしてこられたようで、話を聞くのもとても楽しく聞かせてもらいました。

 

月、火利用のIさんは、他の曜日は近くのデイケアに利用されていて、デイケアでは、リハビリができ、筋力維持は難しいようですが、本人の納得できるリハビリができているようです。

そういうこともあり、歩行訓練をしっかり行いたい、同年代の方とも話がしたい、という希望があり、デイケアのサービスに移行となったようです。

 

Iさんにとっては、しっかり体を動かせるのでいいのかもしれません。13年前、入社したての頃は、今の倍の数の利用者さんと職員さんがいて、とても賑わっていました。

今の状態が悪いとは言いませんが、確かに当時と比べると、自発的にコミュニケーションを図る利用者さんは多くありません。平均年齢も当然ではありますが、高くなっていて、Iさんも当時のように話す相手が少ないです。

 

最後の利用日、自分が送迎についていくことになりました。

最後、お部屋でお別れを言った際の涙目になっていたIさんの顏はこれからも胸に刻まれることでしょう。

 

13年、思い返すと色々な思い出が蘇り、書き出すとキリがありませんので割愛します。

ただでさえ、文章を簡潔にまとめて書くのが苦手ですので💦

 

これで、入社してからの付き合いの利用者さんは、MさんとTさんの2人になりました。

別れはいつかは訪れるものですが、最後まで笑顔で関われるように、もしサービスの利用が途中で無くなっても、元気で過ごしてもらえたら嬉しいな、と物思いにふけった夜でした。

 

今日はこの辺で終わりたいと思います。閲覧ありがとうございました。